36回エアロ・アクアバイオメカニズム学会
のお知らせと参加のお誘い


第36回エアロ・アクアバイオメカニズム学会定例講演会を下記の概要で開催いたします.
今回の定例講演会は千葉大学で行うことになりました.ふるってご参加ください.
今回は,年に一度の総会も開催されますので,会員の方はご参加下さい.また,本学会
での一般講演を募集いたしますので,ご応募くださいますようお願いいたします.

【1】開催日時・場所 

  • 日 時:2017年3月21日(火) 13:00〜18:00(予定)
  • 会 場:千葉大学大学 西千葉キャンパス 工学系総合研究棟2コンファレンスルーム
        (〒263-8522 千葉県稲毛区弥生町1−33)
        <キャンパスへの案内およびキャンパス内の案内>
      http://www.chiba-u.ac.jp/access/nishichiba/index.html
      http://www.chiba-u.ac.jp/campus_map/nishichiba/index.html
        

     参加費:本学会会員は3000円,非会員は4000円,学生はいずれも無料.

     ※懇親会:同日 講演会終了後,18:30-20:30予定
2】内容
・総会
・招待講演
・一般講演
・懇親会

【3】一般講演の申込み
一般講演の申し込みは,締め切りました.
【4】講演プログラム 
時間 講演者 概要
13:00-13:20
(20分)
後藤/伊東 総会
13:20-13:30
(10分)
休憩
招待講演(1件),一般講演(1件)
13:30-14:10
(40分)
○田岡東( 金沢大学理工研究域自然システム学系バイオAFM先端研究センター)

「磁性細菌の走磁性運動と磁気オルガネラ「マグネトソーム」
磁性細菌は、マグネトソームを地磁気感知のためのセンサーとして利用し、べん毛を用いて磁場に沿って遊泳する。本講演では、生細胞蛍光イメージングを用いた磁性細菌Magnetospirillum magneticum AMB-1の走磁性運動時のべん毛運動の観察結果について紹介する。また、細胞内のマグネトソームの動態を可視化し、マグネトソームの細胞内配置における細胞骨格MamKの機能を解析した。
14:10-14:30
(20分)
○Takuji Ishikawa1 Yoichiro Sawano 2 Hiromichi Wakebe 2 Yuichi Inoue 3 Akihiko Ishijima 3,4 Yuji Shimogonya 5,1 Department of Finemechanics, Tohoku University, 2 Graduate School of Life Sciences, Tohoku University,  3 Institute of Multidisciplinary Research for Advanced Materials, Tohoku University  4 Graduate School of Frontier Biosciences, Osaka University  5 Frontier Research Institute for Interdisciplinary Sciences, Tohoku University,

「Precession in microscale: spin and revolution of a bacterial flagellum」
The bacterial flagellar motor is an ion-driven rotary machine in the cell envelope of bacteria. When we performed a bead assay, in which the cell body was affixed to a glass surface to observe the rotation of a truncated flagellum via the positioning of a 250 nm-diameter gold nanoparticle, we often observed that the filament motion consisted of two types of rotation: spin and revolution, which resulted in precession. Since the mechanism of flagella precession was unknown, we investigated it using numerical simulations. The results show that the precession occurred due to hydrodynamic interactions between the flagellum and the wall in the Stokes flow regime. We also developed a simple theory of the precession, which validity was confirmed by comparing with the simulation. The theory could be utilized to predict both the filament tilt angle and motor torque from experimental flagellar precession data. The knowledge obtained is important in understanding mechanical properties of the bacterial motor and hook.
14:30-14:40
(10分)
休憩
一般講演(3件)
14:40-15:00
(20分)
○吉野純平(鳥取大学大学院),梶谷真未(鳥取大学工学部),中井唱,後藤知伸(鳥取大学大学院)

「サルモネラ菌の方向転換における走化性の影響」
細菌は直線的な運動と方向転換を繰り返して遊泳している。誘引物質に近づく方向に運動すると、方向転換の頻度が下がりより濃度の高い場所に集まる走化性を示す。本研究では、Capillary assayによって誘引物質の有無や濃度勾配の正負におけるサルモネラ菌の運動解析を行った。遊泳速度や方向転換の角度分布はほとんど変化しないが、誘引物質に向かって泳ぐ時に直進を続ける時間は平均3.3秒で、誘引物質が無い場合の1.6秒に対して1.7秒程度増える。
15:00-15:20
(20分)
○菊池匠、三和賢史(東京電機大学大学院),伊東明俊(東京電機大学工学部)

「ゾウリムシ用スーパーゲル製柔軟作業用具の開発」
ゾウリムシを走性を用いて行動制御し,生きたマイクロマシンとして工学的に利用する場合,作業用具を取り付けると搬送効率が大幅に向上するが,硬い材質で作業用具を製作すると,取り付けが大変難しい.そこで,スーパーゲルを用いたゾウリムシ用柔軟作業用具を作製してゾウリムシに取り付ける研究を,現在行っている.これまでに,ゲル薄膜に穴を開けてゾウリムシを挿入すると,生理活性が低下しない状態で長く保持できることが確認された.
15:20-15:40
(20分)
○早坂望(東京電機大学大学院)、伊東明俊(東京電機大学工学部)

「オオミジンコ用水中作業用具の開発」
オオミジンコが青色光に集まる正の光走性を利用して,オオミジンコをマイクロマシンとして利用する研究を行っている.オオミジンコは外骨格を持つため,接着で作業用具を簡単に取り付けられ,取り付けることで,作業効率を大幅に向上させることを示してきた.本報では,水中を自在に泳ぎ回る際の作業用具の構成を検討し,球体を三段の棚から順次落としていく作業を高効率化したので,報告する.
15:40-15:50
(10分)
休憩
招待講演(1件),一般講演(1件)
15:50-16:30
(40分)
○斉藤一哉(東京大学 生産技術研究所 機械・生体系部門)

「甲虫後翅の折り畳みを応用した展開構造の開発」
大きな構造をコンパクトに折りたたむ技術は,傘や扇子等の日用品から人工衛星 用の大型展開アンテナまで,工学において様々な目的とスケールで必要とされて いる.甲虫の折り畳み型の後翅は,高周波の羽ばたきに耐えられる強度・剛性を 有しながら必要に応じて一瞬で展開・収納が可能な究極の展開構造である.本講 演では生物模倣工学の観点からこれらの後翅に見られる展開図と可変メカニズム について解説する.
16:30-16:50
(20分)
○村山裕哉,安藤規泰(東京大学先端科技研センター),平井規央(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科),神崎亮平(東京大学先端科技研センター)

「飛行昆虫の運動解析における小型慣性センサの利用」
昆虫の飛行運動を調べるには,複数の高速度カメラの映像から三次元解析するのが一般的だが,撮影範囲や画像処理の負荷といった制約がある.本研究では,小型化が進む慣性センサ(加速度,角速度,地磁気)に着目し,軽量化したセンサ基板を飛行昆虫に搭載することで,運動情報を高速で逐次取得することを可能にした.チョウとスズメガの実験から,従来のカメラを用いた解析と同等の結果を得られることを示した.
16:50-17:00
(10分)
休憩
一般講演(3件)
17:00-17:20
(20分)
○丸島侑紀奈,三宅真亜子,稲田喜信(東海大学工学部),酒井麻衣(近畿大学農学部 ),森阪匡通(三重大学大学院生物資源学研究科)

「平行に並んで泳ぐイルカの間に働く流体力学的相互作用の分析」
自然界のイルカでは,大きさが等しい成体のイルカ同士は真横に並んで泳ぐ様子が観察される.親子のイルカでは,子イルカが親イルカのやや後方を泳ぐことで抵抗を減らしているが,成体のイルカが真横に並んで泳ぐことについての力学的な説明はされていなかった.そこで本研究では,個体間の流体力学的相互作用に注目してこの行動を分析した.その結果,前後にずれた位置では親子イルカと同様に後方のイルカの抵抗が減少するが,この位置は力学的に安定ではなく、真横に並んだ時の方が安定で位置が維持されやすいことがわかった.即ち、遊泳力の高い成体のイルカは,抵抗の低減よりも長時間安定に維持できる位置を選んでいることを確認した.
17:20-17:40
(20分)
〇稲田喜信,土屋優奈,松田匠(東海大学工学部)

「トウザヨリの尾翼配置が飛行性能に及ぼす影響の分析」
滑空する魚の一種であるトウザヨリ(Euleptorhamphus viridis)は翼として機能する大きな胸鰭を持つが,トビウオのように発達した腹鰭を持たないため,胴体後方を捩って背鰭と尻鰭を横に広げて水平尾翼として使っている.重心は胸鰭とこれらの鰭の中央付近にあるため,これらの鰭は胸鰭とともに揚力を作ってバランスを取っていると考えられるが,胸鰭の後方に位置するため吹き下しの影響を受けやすいという問題がある.そこで,背鰭と尻鰭の位置を上下方向に移動させた模型を作製して風洞実験を行い,飛行性能を分析した.その結果,胸鰭と同じ高さよりもやや高い位置(30o程度)にある方が揚抗比が高く,性能が良いことがわかった.実際のトウザヨリも胴体後方を上へ曲げて飛んでおり,胸鰭の吹き下しを避けて飛んでいることがわかった.
17:40-18:00
(20分)
久貝克弥,〇扇殿樹(近畿大学工業高専)

「マグロ型遊泳における尾ヒレ形状が及ぼす効果の実験的考察」
尾ヒレ形状の推進力への影響を評価するために、マグロ型尾ヒレと矩形尾ヒレとの比較を行った。フェザリングパラメータが0.8でヒービングとピッチングの位相差90°の動作により、両尾ヒレの比較を行ったところ、矩形尾ヒレの方が高い推進力を示した。そこで、本報告では尾ヒレ形状と動作の位相差の組み合わせが推進力にどのような関係があるかを実験的に調べた。
18:00- 移動・懇親会


【5】参加申し込み

参加ご希望の方は参加名簿作成の都合上,下記の情報を記載の上,2017年3月11日(土)までに電子メールもしくはFAXにて事務局まで「エアロアクアバイオ参加申込」の件名にてお送りください.参加費,(会員で年会費未納の方:2017年会費),および懇親会費は,当日会場にてお支払いください.

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氏名:
勤務先,所属:
郵便番号,住所:
Tel:
Fax:
E-mail:
会員資格(正会員,非会員,学生会員,一般学生)
懇親会申込(する,しない)
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○申込および問い合わせ先

事務局:
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5
東京電機大学 工学部 機械工学科
伊東明俊研究室内
エアロ・アクアバイオメカニズム学会事務局
E-mail: aitoh@cck.dendai.ac.jp
上記E-mailアドレスの全角@を半角@に変更してご利用ください
. TEL: 03-5284-5468,FAX: 03-5284-5693(伊東宛明記)

○非会員の方へ:

本学会の会員でない方が学会(講演会)へ参加される場合,そのつど参加費4,000円(会員は3,000円,学生は無料)を徴収し,学会資料をお渡しします.
なお,会員になりますと過去の学会資料集も学会HPからダウンロードできます.
本学会は年会費は2,000円(正会員),学生は無料です.

<入会の手続き方法>
入会ご希望の方は事務局までお知らせください.事務局から送金先を別途ご連絡いたします.(学生会員の場合は事務局までの連絡だけで結構です)
なお,ご入会希望で第35回定例講演会に参加の方は,当日の受付で年会費をお支払いになり,会員資格で参加していただいても結構です.

以上