時間

講演者および演題

概要

13:00-13:20
(20分)

【10周年記念特別企画】
加藤　直三（阪大），森川　裕久（信州大）

「発足人による研究会10周年の挨拶と総括」

10周年を記念し，発足人が本研究会10年の歩みを総括する．

【10周年記念特別招待講演3件】

13:20-14:20

(60分)

東　昭（東大名誉教授）

「Aerodynamic Characteristics on the Difference of Wing Section and Planform」

Steady and unsteady aerodynamic characteristics of a wing or thin plate are studied for various wing configurations. Since these characteristics are dependent not only on the wing section but also the wing planform, the aero- or hydro-dynamic studies on the flying and swimming creatures must be performed by paying attention to the three-dimensional configuration of the wing and its way of locomotion. Here these characteristics are discussed on the paddling, sweeping, beating and fanning motions of wings in wide range of Reynolds numbers.

14:20-14:30

コーヒーブレイク

14:30-15:30

(60分)

下澤　楯夫（北大名誉教授）

「昆虫の生きる仕組み：材料とデザイン」

ファーブル昆虫記出版から１００年。昆虫の生きる仕組みが注目されている。蛾の複眼表面のサブマイクロメーター周期の凸凹構造が無反射機能を持ち夜間飛行を可能とする。アメンボウの撥水性はクチクラ表面の微細な凸凹構造による。素材の特性のみではなく、ミクロ・ナノ構造が多彩な機能を作り上げる。生物が生きる仕組みは「構造と機能」が不可分であることを伝えている。生物の情報系である神経系の構造と機能を情報論的な立場から考察し、将来の生物規範工学の一助としたい。

15:30-16:30

(60分)

広瀬　茂男（東工大）

「水陸両用ヘビ型ロボットの開発」

細長くて単純なひも状のヘビ型ロボットはいろいろな種類の機能性を有する。本研究は、地上だけでなく水中もほふく推進で移動できるヘビ型ロボットACM-R5の機構と制御系の構成について論じ、実際の水中遊泳実験の結果を示す。

16:30-16:45

コーヒーブレイク

【一般講演3件】

16:45-17:10

(25分)

永野 顕法（龍谷大学），　岩本 太郎（龍谷大学）

「可変翼車輪を用いた水陸・水中ビークルの研究」

可変翼車輪(以下、翼車輪)は車輪の周囲に翼となるセグメントを持ち車輪の回転とは独立に翼の展開量、展開方向を任意に変更することができる。このため陸上では滑りを防ぎ、水上では推力を発生できる。この特徴は水難レスキュー活動において必要となる陸上、泥濘地、水上の連続移動に適している。さらに翼車輪は水中において回転面の任意方向に推力を発生でき、水中捜索活動用の潜水ビークルとしての可能性がある。

17:10-17:35

(25分)

青野 光（千葉大院），　劉 浩（千葉大院）

「昆虫静止飛行中に生じるSpanwise flowに関する計算流体力学的考察」

本研究室で開発した「生物型飛行の力学シミュレータ」を用いて、体長2mm程度のショウジョウ蝿と体長5cm程度のスズメ蛾の実形状と実際の羽ばたき運動に基づく静止飛行の力学シミュレーションを行い、羽ばたき飛行中に生じる動的なspanwise flowの分布や強さを解析し、今までの実験結果や計算結果と比較し考察した。それらの結果を報告する予定である。

17:35-18:00

(25分)

中島 求（東工大）

「水泳人体シミュレーションモデルSWUMの現状と今後の可能性」

水泳人体シミュレーションモデルSWUMは，著者らによって開発された，人間の水泳運動を扱うシミュレーションモデルである．本講演では，本モデル自体の現状と，これまで行ってきた研究や教育へのさまざまな応用の事例を紹介し，今後の可能性を示唆する．

18:30-20:00

懇親会