時間
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講演者および演題
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概要
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【招待講演4件】
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13:00-13:40
(40分)
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野波 健蔵(千葉大学)
「ワールドMAV08 コンペティションにおける世界のMAV 研究開発の現状と動向」
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インドで3月10日から15日まで開催されるMAV2008での欧米豪州およびアジア(千葉大含む)から選抜された12チームの最新のMAVコンペティションの結果を紹介すると同時に、併設で開催されるシンポジウムでの羽ばたき翼を含む次世代MAVの研究開発動向を紹介する。
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13:40-14:20
(40分)
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稲垣 詠一(東京理科大学)
「ウナギ型水中推進ロボットの開発と遊泳性能評価」
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サーボモータと弾性関節を交互に組み合わせた索状能動体に防水のためドライスーツを着せたウナギ型ロボットを開発した.静水面や狭水路での遊泳特性について推進速度,遊泳体形を比較し報告する.また,改良型ウナギロボット(試作2号機)の遊泳特性についても報告する.
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14:20-14:30
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コーヒーブレイク
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14:30-15:10
(40分)
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尾川 順子(東京大学)
「高速ビジュアルサーボ技術を用いたマイクロ世界の計測と制御」
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画像情報を高速にフィードバックするビジュアルサーボ技術により,顕微鏡下を遊泳する微生物や細胞の 3 次元位置をリアルタイムに取得したり,微生物の運動をマイクロマシンのように自在に制御することが可能になる.微生物トラッキング顕微鏡を用いた,ホヤ精子の高速トラッキングやゾウリムシの3次元運動制御などについて紹介する.
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15:10-15:50
(40分)
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柴小菊(東京大学)
「カタユウレイボヤ精子走化性機構の解析」
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受精時に見られる卵に対する精子の走化性現象は、植物から哺乳類まで幅広い生物種で知られているが、その機構は未だほとんど解っていない。我々は精子が卵に近づく仕組みの解明を目指し、これまでカタユウレイボヤを材料に、精子誘引物質の精製、同定を行い、さらに精子運動の解析を進めてきた。今回は、走化性運動時の精子の挙動について、自作のLEDストロボ照明装置や解析ソフトを用いた運動解析と細胞内Ca2+イメージングから得られた最新の知見を紹介する。
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15:50-16:10
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コーヒーブレイク
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【一般講演3件】
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16:10-16:35
(25分)
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高尾 大輔(東京大学),上村 慎治(東京大学)
「ウニ精子鞭毛内における低分子量蛍光色素の拡散係数の実測」
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ウニ精子では鞭毛の屈曲運動に必要なエネルギーは,鞭毛の基部付近に局在するミトコンドリアで生成され,主に拡散によって鞭毛の先端まで供給される。しかしこれまで,鞭毛内での分子の拡散係数を直接求めた報告はない。本研究ではFRAP (fluorescence recovery after photobleaching)を用いてウニ精子鞭毛内における低分子量蛍光色素の拡散係数を実測し,これまでのシミュレーションに用いられた値よりも3倍程度低い値であることが新たに分かった。
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16:35-17:00
(25分)
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吉池 哲也(信州大学),森川 裕久(信州大学),小林 俊一(信州大学),中島 求(東京工業大学)
「イルカの尾びれの力学的特性と推進性能」
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イルカは水中で早く動き自在に泳ぐことが知られており,その高い運動性能と推進性能が注目されている.本研究では,イルカの発生する推進力は尾びれによるものが大きいと考え,尾びれに着目し,尾びれの構造や曲げ試験による力学的特性を調べた.また尾びれの形状を模倣した振動翼を試作し,それを装着したヒレ船外機を用いて静止推力実験ならびにヒレ船外機を搭載した小型ボートによる船速実験を行い,イルカの尾びれ型振動翼の推進性能を矩形翼などと比較検討した.
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17:00-17:25
(25分)
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高 娜(千葉大学),青野 光(千葉大学),劉 浩(千葉大学)
「昆虫羽ばたき飛行に関する動的安定性の数値解析」
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本研究では、航空機の安定性理論を適用し大型昆虫スズメガと小型昆虫ショウジョウバエの羽ばたき飛行における動的縦安定性解析を行う。スズメガとショウジョウバエの静止飛行における動的縦安定性解析を行った結果、大型昆虫の3つの運動モードがともに安定であることに対して小型昆虫の長周期運動モードが不安定または中立になるという新しい知見を得ることができた。
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17:25-17:35
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休憩
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17:35-17:55
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研究室見学
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劉研究室の昆虫型羽ばたきロボット
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18:00-19:30
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懇親会
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