第25回エアロ・アクアバイオメカニズム研究会のお知らせ
【1】開催日時・場所
- 日 時:2010年10月22日(金)13:00〜17:00
- 会 場:九州工業大学 情報工学部 (飯塚キャンパス)(福岡県飯塚市川津680-4)
総合研究棟地下1階 リエゾン推進セミナー室
<キャンパスへの案内> http://www.iizuka.kyutech.ac.jp/public/access/
<キャンパスマップ> http://www.iizuka.kyutech.ac.jp/public/map/
- 参加費:本研究会会員は3000円,非会員は4000円.学生はいずれも無料.
【2】プログラム
時間
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講演者および演題
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概要
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【招待講演3件】
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13:00-13:40
(40分)
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小幡 章 (日本文理大学 マイクロ流体技術研究所
「表層可視化水槽とマイクロRe数流れにおける粘性と渦の応用について」
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マイクロRe数(10^3のオーダー)における表層流の可視化が常時可能な回流式水槽と、トンボの羽根周りの流れに関する可視化実験から得られた空力的研究成果ならびにマイクロRe数流れにおける特徴的な渦を紹介する。さらにマイクロRe数における粘性と渦の機能の応用例としてトンボ型超小型飛翔ロボット、台風に耐える紙製のマイクロエコ風車、羽根のない送風機等を紹介する。
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13:40-14:20
(40分)
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河村良行(福岡工業大学)
「Research activities of animal mimicking robots in Fukuoka Institute of
Technology since 2000 (福岡工業大学における動物模倣ロボットの研究活動(2000年〜2010年))」
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我々は2000年以来、魚ロボットや鳥ロボットや昆虫ロボットのような動物の運動を規範とした様々なロボットの研究を行なってきた。魚ロボットと鳥ロボットにおいては、水中や空気中でのこれらの複雑な動きの最適化の試みを「山登り法」を用いて行なってきた。昆虫ロボットにおいては、風洞を用いた空気力学的な研究を行なってきた。また、最近は、風洞中での制御静止飛行が可能なシステムの開発を行い、羽ばたき飛行の「その場観察」が行えるようになった。
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14:20-15:00
(40分)
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渕脇正樹(九州工業大学)
「羽ばたき運動する蝶の翅上に形成される渦輪とその挙動」
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近年,昆虫の羽ばたき飛行を模倣した超小型飛翔体およびMicro Air Vehicleの開発への関心が高まっている。これらは,災害による被災地での情報収集やテロ対策等の軍事分野での活躍が期待されている,未だ実用化に至っていない。昆虫の飛翔メカニズムが十分に明らかにされていないのがその理由の一つである。本研究では,羽ばたき運動する蝶の翅上に形成される渦輪とその挙動について報告する。
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15:00-15:20
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コーヒーブレイク(20分)
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【一般講演4件】
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15:20-15:45
(25分)
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藤井 和希,平木 講儒, 緒方 尚樹(九州工業大学)
「トンボ型UAVの前翼羽ばたき運動による水平飛行について」
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トンボのように前後左右4枚の翼を羽ばたせて飛行する機体のより効率的な飛行を達成する目的で、前後どちらか一方の翼2枚だけを羽ばたかせ他方を固定する方式の検討を行っている。これまでに、後翼のみを羽ばたかせる場合に前翼に発生する逆位相の揚力を利用する方法を示したが、本研究では後翼の取付角を負にすることにより前翼のみの羽ばたきでも飛行可能であることを明らかにした。
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15:45-16:10
(25分)
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河村 隆(信州大学)
「羽ばたき機構を用いた小型飛翔ロボットの開発」
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トンボの形状および羽ばたきの観察を行い,飛び立ち時,上昇時,ホバリング時の羽ばたきの特徴を明らかにした.特徴を模倣した羽ばたき機構を試作した.前後の羽根を段違いにして,羽ばたきの位相をずらした機構により,連続飛行に成功した.観察の概要,羽ばたき機構,羽ばたき実験,飛行実験の結果について報告する.
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16:10-16:35
(25分)
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深瀬 雅央(愛知工業大学)
「コガネムシ科昆虫の飛翔時の非定常流体力の計測」
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無人飛行体は,極限環境での探査・観察・偵察の用途が考えられており,研究・開発・設計が進められている.MAVの飛行方法には,ホバリングや急旋回といった優れた飛行能力を有する羽ばたき翼による飛行が注目されている.
本研究グループでは,コガネムシ科小型甲虫の羽ばたき飛行の特徴に注目し研究を進めている.本稿では,カンチレバーを用いてコガネムシ科昆虫飛翔時における流体力の計測と羽ばたき動作の可視化結果を報告する.
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16:35-17:00
(25分)
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六車
義方(発明大学校)
「ぶんぶん蜂「パワースーツスケート走行具」の開発」
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蜂がぶんぶん飛ぶように、身に着けて走る乗り物「パワースーツスケート走行具」を開発した。パワースーツは腹側にエンジンブロア、背側に噴射リング装置を装着した救命胴衣風デザインをしており、運転者はローラースケートを履いて噴射リングから後方への空気噴出しの反動で推進し、時速10kmで走ることが出来た。
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17:30-19:30
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懇親会
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【3】参加申込み方法
参加ご希望の方は参加名簿作成の都合上,下記の情報を記載の上,2010年10月12日(火)までに電子メールもしくはFAXにて事務局まで「エアロアクアバイオ参加申込」の件名にてお送りください.参加費,年会費,および懇親会費は,当日会場にてお支払いください.
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氏名:
勤務先,所属:
郵便番号,住所:
Tel:
Fax:
E-mail:
会員資格(正会員,非会員,学生会員,一般学生)
懇親会申込(する,しない)
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○参加申込および問い合わせ先
〒386-8567 長野県上田市常田3-15-1
信州大学繊維学部創造工学系機能機械学課程
小林俊一研究室内
エアロ・アクアバイオメカニズム研究会事務局
E-mail: shukoba@shinshu-u.ac.jp Tel: 0268-21−5445 Fax: 0268-21-5482
上記E-mailアドレスの全角@を半角@に変更してご利用ください
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○非会員の方へ:入会の手続き方法
本研究会の会員でない方が研究会(講演会)へ参加される場合,そのつど参加費4,000円(学生は無料)を徴収し,研究会資料をお渡しします.本研究会は年会費は2,000円(正会員),学生は無料です.入会ご希望の方は下記事務局までお知らせ頂くとともに,下記の銀行口座に会費2,000円をお振込みください.(学生会員の場合は上記事務局までの連絡だけで結構です)
送金先: 三井住友銀行 千葉支店 普通預金7850251
坪田 健一(ツボタ ケンイチ)
(〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33
千葉大学工学部)
なお,連絡先と送金先の名義が異なりますのでご注意下さい。
以上
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