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時間
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講演者および演題
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概要
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13:00-13:20
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総会
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【特別招待講演 1件】
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13:20-14:00
(40分)
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Daniel Weihs
(テクニオン - イスラエル工科大学)
「Principles of Biological Marine Propulsion」
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Biological systems have not developed an axle and wheel rotating system,
except at molecular levels. This necessitated the development of oscillating
and jetting systems to produce the transfer of momentum required for motion
in water in macrofauna, i.e. animals larger than a few mm. The principles
of hydro-jet propulsion, and finned propulsion will be discussed and applications
to surface and underwater vehicles will be presented, including an analysis
of the reasons for the scarcity of practical biomimetic designs for propulsion.
The talk will start with gravity propulsion mechanisms (periodic gliding)
and continue to comparison of periodic jet propulsion as compared to technological
continuous jets. Next, applications of BCF swimming will be discussed and
the effects of body motion compared to fin-only propulsion will be applied
to biomimetic propulsion. Further several behavioral adaptations used by
fish, marine mammals and invertebrates to improve locomotory efficiency
will be discussed.
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14:00-14:10
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休憩(10分)
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【招待講演3件】
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14:10-14:50
(40分)
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奥 寛雅
(東京大学 大学院情報理工学系研究科)
「ダイナミックイメージコントロールとその生物運動計測への応用」
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ダイナミックイメージコントロールは,画像をミリ秒で取得・処理する高速画像処理技術を用いて光学系や照明系を動的に制御し,観察者にとってわかりやすい映像を計測する技術である。
本講演では,ダイナミックイメージコントロールの概要を説明し,この技術が生物運動計測に適していることをこれまでの研究結果を例に示す。
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14:50-15:30
(40分)
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石島 純夫
(東京工業大学 生命理工学研究科)
「精子鞭毛運動における不変量としての微小管の滑り速度」
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哺乳類精子は雌の生殖器内において、鞭毛屈曲の曲率一定の運動モードから振動数一定のモードへと運動の仕方を変える。この際、振動数と波形の著しい変化が起きるにもかかわらず、運動装置である鞭毛軸糸内のダブレット微小管の滑り速度は変化しない。一方、さまざまな形態と運動特性を持つ魚精子ではこのような運動モードの変化は見られず、曲率を一定に保ちながら運動する。
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15:30-16:10
(40分)
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坂本 二郎,遠藤 安浩,酒井 陽平
(金沢大学)
「自動散布植物における種子散布メカニズムの最適性について」
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種子を自動散布する植物について,その果実に残留応力が発生する現象を計算力学技術によって再現し,残留応力により果実が高速に裂開して種子散布する仕組みについて検討した。さらに,種子散布に関する最適化問題を解くことにより,果実の残留応力分布が高い種子散布能力を実現するのに適していることを明らかにした。このような連続体の高速運動の仕組みは機械への応用も期待できる。
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16:10-16:30
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コーヒーブレイク(20分)
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【一般講演5件】
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16:30-16:50
(20分)
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石川 依久子
(理化学研究所 脳科学総合研究センター)
「微細藻類Tetraselmis とChlamydomonasの鞭毛動態」
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TetraselmisおよびChlamydomonas は、体長数ミクロンの単細胞藻類で、細胞の頂端に、前者は4本、後者は2本の鞭毛を持ち、高速波動(60-120 Hz)で、1秒間に体長の20−30倍の速度で前後に遊泳する。超高速ビデオナノスコープにより、2000fpsで両者の鞭毛動態を観察し、鞭毛の波動、細胞の遊泳速度、遊泳パターン等を比較検討した。
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16:50-17:10
(20分)
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須藤 誠一
(秋田県立大学 システム科学技術学部)
「小動物の特異な運動」
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生物学と工学の融合が進み,バイオメカニクスやバイオメカニズムなどにおいて力学的な観点から動物の運動を解釈する学問分野が活発になってきた。そのため,多くの動物の運動が,高速度カメラによって解析されたり,力学的に計測されたり,数学的にモデル化されたりしてきたが,未だに解釈できない動物運動が多数存在する。ここでは,著者らが観察した理解に苦しむ小動物の運動を紹介する。
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17:10-17:30
(20分)
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小坂 祐貴,稲田 喜信
(東海大学 大学院工学研究科航空宇宙学専攻)
「鳥の翼を模した集合翼を持つ小型飛翔体の研究」
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近年、小型飛翔体(MAV)の開発が盛んに行われており、災害地や人の手の届かない場所へのアプローチが容易であるといったメリットが注目されている。
本研究ではMAVのモデルとして鳥に注目し、鳥の翼のような集合翼を持つMAVの研究を行っている。今回、鳥の翼の特性を分析するために剥製を用いた風洞実験を行い、高迎角でも失速しにくい特性を持つことを確認した。また、剥製が縦回転と横滑りに対する静安定性を持ち、垂直尾翼が無いために方向安定性を持たないことを確認した。講演ではこれらの風洞実験の結果と、人工的な集合翼の開発状況について報告する。
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17:30-17:50
(20分)
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工藤 憲作
(工学院大学
「共振を利用したはばたき飛翔ロボットの研究 ―共振する翅の飛翔特性評価―」
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本研究では,翅の共振を行うはばたき飛翔ロボットの製作を行った.この翅ははばたき周波数が約12Hzの時,1次の振動モードで共振する。推進力測定では,共振翅を用いた場合に約7.8gfの推進力が得られ,周波数が同じ時には,非共振翅よりも1.7倍多い。また,共振翅を用いたロボットは,無線により5mの飛翔に成功した。
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17:50-18:10
(20分)
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六車
義方(発明大学校)
「風力推進自動車の研究開発」
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今回、孔雀をモデルにして、風力推進自動車を試作してみたので、その概要と、試作車の性能報告をいたします。風力推進自動車はダイソンの扇風機をエンジン動力にした小型ひとり乗り自動車で、ローラースケートを履いて走ります。
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18:20-20:00
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懇親会
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