時間
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講演者および演題
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概要
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13:00-13:20
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総会
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【特別招待講演 1件】
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13:20-14:00
(40分)
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Daniel Weihs (テクニオン - イスラエル工科大学)
「Principles of Biological Marine Propulsion」
(この特別招待講演は第26回定例講演会で行われる予定でしたが,東日本大震災で定例講演会は中止となり,今回改めてご講演いただけることになりました.)
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Biological systems have not developed an axle and wheel rotating system, except at molecular levels. This necessitated the development of oscillating and jetting systems to produce the transfer of momentum required for motion in water in macrofauna, i.e. animals larger than a few mm.
The principles of hydro-jet propulsion, and finned propulsion will be discussed and applications to surface and underwater vehicles will be presented, including an analysis of the reasons for the scarcity of practical biomimetic designs for propulsion.
The talk will start with gravity propulsion mechanisms (periodic gliding) and continue to comparison of periodic jet propulsion as compared to technological continuous jets. Next, applications of BCF swimming will be discussed and the effects of body motion compared to fin-only propulsion will be applied to biomimetic propulsion.
Further several behavioral adaptations used by fish, marine mammals and invertebrates to improve locomotory efficiency will be discussed.
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14:00-14:10
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休憩(10分)
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【招待講演 2件】
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14:10-14:50
(40分)
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松尾行雄 (東北学院大学)
「コウモリやイルカのエコーロケーションを模倣した物体定位モデル」
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コウモリやイルカは超音波を間欠的に出し、物体から反射してきたエコーを聞くことによって周りの環境を認識することができる。このような優れたエコーロケーション能力メカニズムは実環境においても有用と考えられるが、まだそのメカニズムについては明らかにされていない。本発表では、コウモリやイルカのメカニズムを模倣したモデルを提案し、実際にエコーを測定し、その探知・定位能力について紹介する。
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14:50-15:30
(40分)
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渡辺英治 (基礎生物学研究所)
「メダカは生物学的1/fゆらぎを利用してミジンコを捕らえる」
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捕食者は持てる感覚器を総動員して生きている獲物を識別しています。特に視覚系は多くの場合決定的な役割を果たしています。今回の研究では、捕食者であるメダカは被食者であるミジンコの運動パターンから生き物特有の動き(1/fゆらぎ)を瞬時に抽出し、これをハンティングに利用している可能性を示しました。私たちの研究室で行っている心理物理学的な研究も合わせてご紹介します。
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15:30-15:50
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休憩(20分)
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【一般講演 6件】
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15:50-16:10
(20分)
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須藤 誠一 (秋田県立大学)
「ハマトビムシの運動器官の特性と機能」
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陸生で自身の体長の数十倍もの跳躍ができるハマトビムシを水中に入れると巧みな遊泳も行う.ハマトビムシの水中での遊泳挙動,陸上での跳躍挙動を解析し,運動特性を調べ,運動におけるハマトビムシのまわりの流れのレイノルズ数が水中および空気中で同程度であることを示す.また,ハマトビムシの付属肢である運動器官の顕微鏡による微視的観察から,その特性と機能の関連性を考察した.
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16:10-16:30
(20分)
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望月 直 (東北大学大学院理学研究科)
「水中滑空する長頸竜類の静安定性」
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絶滅した遊泳性の爬虫類である長頸竜類について,水中滑空している際の静安定性を曳航試験によって評価した.長頸竜類の典型的な体形を代表する頸の長い種類と頸の短い種類の2タイプそれぞれについて試験を行い,前者が縦運動について静安定,後者が不安定であることを明らかにした.
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16:30-16:50
(20分)
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講演中止
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16:50-17:10
(20分)
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石井 治 (金沢工業大学大学院工学研究科)
「水槽実験による急出発翼の非定常空力特性」
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レイノルズ数が5000以下の低レイノルズ数において、急出発した翼に作用する非定常空力特性を水槽実験によって調べた。出発直後に翼には大きなピークを持つ揚力が現れ、次第に定常状態へと収束していく。今回はその現象による差について発表する。
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17:10-17:30
(20分)
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佐藤 憲 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
「羽ばたき機を用いた離陸時における翼面圧力差計測」
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本研究では昆虫を規範とした羽ばたき機を用いて離陸時における翼面圧力差分布の計測を行った.羽ばたき機はモータを電力源とし,翅の翼長方向に沿って3点にMEMS差圧センサを配置して,翼面上下の圧力差を計測した.離陸時の羽ばたき周波数は,15-17Hz,レイノルズ数は1.4×10^4である.圧力差分布は翼長方向外側になるに従い大きくなり,外側から内側に向かって圧力差のピーク値が推移していることが分かった.
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17:30-17:50
(20分)
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六車 義方(発明大学校)
「未来乗り物「羽ばたき自転車」」
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風力推進乗り物の研究開発を長年続けてきたが、その最終成果がニワトリをイメージモデルに開発した「羽ばたき自転車」である。羽ばたき自転車は4肢を使って駆動するので高速で地上走行しますが、空中を飛行することを目的としていません。今回、その羽ばたき自転車の試作品を2台製作し、様々な走行実験を行ったので、その概要と実験結果を報告いたします。
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18:00-19:30
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懇親会
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