時間
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講演者および演題
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概要
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12:00-12:20
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総会
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2013年度活動報告・会計報告
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【一般講演(前半) 4件】 (○印が講演者)
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12:20-12:40
(20分)
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○須藤 誠一,天野 拓也 (秋田県立大学 システム科学技術学部 機械知能システム学科)
「ハマトビムシの運動性に関する研究」
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海浜に生息する陸生のハマトビムシは水中で巧みに遊泳することができる。ハマトビムシの高速度ビデオカメラによる遊泳挙動を示し,ハマトビムシの遊泳器官の形態学的パラメータの計測を通して遊泳脚の構造的特性を明らかにする。
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12:40-13:00
(20分)
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○高橋 英俊,松本 潔,下山 勲(東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻)
「MEMSフォースプレートを用いたアリの歩行時の足裏反力計測」
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本研究では、MEMSフォースプレートを用いたアリの歩行時の足裏反力計測を報告する。プレートをアレイ状に配置し、各プレートの上に歩行中 のアリの各脚が接地することで、各脚の足裏反力の直接同時計測が可能となる。試作したプレートの大きさは2mm×1mmであり、20μNのレンジを1μN以下の分解能で計測できる。本研究では、試作したプレートを用いて、足裏反力を計測できることを示した。
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13:00-13:20
(20分)
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○布施 佳孝,神崎 亮平,安藤 規泰(東京大学 先端科学技術研究センター)
「翅の損傷に対する飛翔昆虫の運動補償機構」
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飛翔昆虫は翅の損傷に対しても,神経系の感覚フィードバックに基づき飛翔筋活動を調節することで飛行を継続することができるが,どのような感覚情報が必要であるかは明らかでない.本研究では補償運動における機械感覚や視覚の役割について解析し,羽ばたき運動および胴体の回転に関する自己受容器が関与することが示唆された.
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13:20-13:40
(20分)
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○六車 義方(NPO法人発明大学校)
「羽根つき走る座布団 」 |
「走る座布団」を進化させて空を飛べるようにした。数台の子供羽ばたき飛行遊具を試作し、離陸練習を開始した。カタパルト自転車で吊り下げ飛行練習をしており、操縦が上手になれば切り離して飛行させてみたい。 |
13:40-13:50
(10分)
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休憩
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【招待講演(前半) 2件】(○印が講演者)
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13:50-14:30
(40分)
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○石島 純夫(東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生物プロセス専攻)
「精子鞭毛運動における不変量としての微小管の滑り速度」
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哺乳類精子は雌の生殖器内において、ダブレット微小管の滑り一定の運動モードから振動数一定のモードへと運動の仕方を変える。この際、振動数と波形の著しい変化が起きるにもかかわらず、運動装置である鞭毛軸糸内のダブレット微小管の滑り速度は変化しない。一方、さまざまな形態と運動特性を持つ魚精子ではこのような運動モードの変化は見られず、微小管の滑りを一定に保ちながら運動する。
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14:30-15:10
(40分)
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○倉林 大輔(東京工業大学大学院 理工学研究科 機械制御システム専攻)
「構成論的アプローチを核とした生物の行動アルゴリズム同定の試み」
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切られても生きていけるアメーバ,見えない匂いで結婚相手を探す昆虫など,小さい生物にも人工システムがまだ持たない能力が秘められている.それらの中に収められたアルゴリズムを知ることができれば,人工物において同様の機能が実現できる可能性がある.本講演では,構成論的アプローチを中心とし,振動子ロボットや脳−機械融合システムといったデバイスを使って,その一部を定量的に理解する試みを紹介する.
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15:10-15:20
(10分)
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休憩
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【招待講演(後半) 2件】(○印が講演者)
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15:20-16:00
(40分)
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○岩本 裕之((財)高輝度光科学研究センター 利用研究促進部門)
「超高速X線ビデオ撮影で探る昆虫飛翔筋の動作機構 」
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SPring-8の高輝度放射光X線を用い、羽ばたき中の生きたマルハナバチの飛翔筋から毎秒5000コマの速さで回折像ムービーを記録した。そのデータの解析結果から、高速羽ばたきを可能にする飛翔筋の動作機構についての重要な手がかりを得ることができたので解説する。
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16:00-16:40
(40分)
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○細田 奈麻絵(物質・材料研究機構 環境・エネルギー材料部門 ハイブリッド材料ユニット)
「生物から学ぶ可逆的接着技術」
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ハムシ、テントウムシ、ヤモリなどは様々な表面を垂直にも逆さにも歩く事ができる。これらの歩行能力は足の裏に接着性に優れた構造があるためである。接着のしくみから接着機構の開発までを解説する。
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16:40-16:50
(10分) |
休憩 |
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【一般講演(後半) 5件】(○印が講演者)
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16:50-17:10
(20分)
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○阿部 貴寛,中村 修一,工藤 成史(東北大学大学院 工学研究科 応用物理学専攻)
「バクテリアの遊泳行動と生物対流」 |
細胞密度が低い条件下でのバクテリアの走化性応答はバイアストランダムウォークであることが知られている。しかし、菌が集合して高密度になった条件下に関してはよくわかっていない。我々は改良型のキャピラリーアッセイ法を用いて、サルモネラ菌の走化性応答に伴って細胞密度が上昇していく過程を調べた。輝度の解析により、細胞密度変化が3つのフェーズからなることを見出した。また、PIV解析により、大きなスケールでの対流の発生を見出した。 |
17:10-17:30
(20分)
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○永井 獏(沖縄平和クラブ)
「静止または任意の移動速度を持つ渦輪の生成」 |
古典流体力学における渦理論について、その歴史的誤りの実践的な証明を試みる。すなわち誤った命題「渦輪は自走する」を実験的にただすために、簡単な紙筒装置と煙発生器を用いて、空気中に静止または任意の移動速度を持った煙渦輪を生成する。 |
17:30-17:50
(20分)
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○高田 泰宏,佐野 大貴,岡本 正人(金沢工業大学大学院 )
「陸鳥の小翼を模したウィングレットの空力特性の研究」 |
ワシやタカなどの陸鳥は外乱や突風の激しい起伏のある山岳地帯で羽ばたくことなく滑空し、安定して飛行している。それらの翼は翼端に複数の小翼があり、小翼が安定した飛行に寄与していると考えられる。そこで、陸鳥の小翼を模したウィングレットの空力特性を風洞実験によって調査した。 |
17:50-18:10
(20分)
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○野村 達也(愛知工業大学大学院 工学研究科)
「甲虫型羽ばたき飛行機の空力特性の基礎研究」 |
近年,小型羽ばたき飛翔体MAVの開発がたくさんの研究者によって盛んに行われている.本研究グループでは,コガネムシ科甲虫の羽ばたき飛行の特徴に注目し研究を行っている.特に,甲虫は他昆虫に比べて胴体部分の容積が大きく,各種機器の搭載に有利となると考えられる.本稿では,甲虫型羽ばたき飛行機を開発する第一歩として,フラッピング機構を試作した.羽ばたき機構の概要,羽ばたき運動の可視化実験およびカンチレバーを用いた流体力計測実験の結果を報告する. |
18:10-18:30
(20分)
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○上井 満広,藤井 裕矩,中根 一郎(神奈川工科大学 工学部 機械工学科 航空宇宙学専攻)
「羽ばたき翼機の空力特性の研究」 |
羽ばたき翼機とは鳥のように羽ばたいて飛行する航空機である。羽ばたき翼機が実用化されれば、その機動性は高いと考えられ惑星探査や再突入カプセル等への応用に期待できるとされています。また、狭い領域での垂直離着陸が可能であるので、様々な地形での運用に期待できるなどの利点がある。この研究では、実験モデルを製作し、このモデルにおいて実験的に飛行特性を研究した。さらにこの結果をもとにモ実験モデルの改善を行っている。 |
18:30-
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移動・懇親会
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