会長からの挨拶
![]() |
2020年3月 エアロ・バイオメカニズム学会 会長 小林俊一 (信州大学繊維学部 教授) |
エアロ・アクアバイオメカニズム学会の前身であるエアロ・アクアバイオメカニズム研究会は、人間を含む動物の泳ぎや飛翔の運動学・流体力学・感覚系や神経系の自律システム・工学応用などに関する独創的な研究活動を行うことを目的に、1996年12月に結成されました。
当時、精子の鞭毛運動を規範としたマイクロマシンのシミュレーションをしていた私にとっては、この研究会はまさに望んでいたものでした。といいますのは、私の専門が機械工学で、発表といっても工学系の会議しかなかったためです。年に2回行われる定例講演会では,垣根を越えた参加者による出会いがあり、自由活発な討論に驚き、ワクワクしたものでした。
今では生物学と工学を融合したバイオミメティクス分野に関して多くの学会や研究会等がございますが、本学会は「飛翔」と「遊泳」に特化した唯一の学際的な組織であります。年2回の定例講演会を開催する他、およそ3年に一度の国際会議も開催し、さらに国際論文誌を発行しております。
これからも、どなたも参加でき、自由でワクワク感のある雰囲気をそのままにして、積極的な研究者の交流と情報発信をしていく学会でありたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◀ Home